所用で小倉へ行きました。
博多から小倉までは新幹線を使えば僅か16分で到着します。
が、あまりに早すぎる上にトンネルばかりで周囲が見えないので面白くありません。
そこで在来線を利用します。
在来線の運賃は片道1,250円ですが、特急の自由席に乗車できる「2枚きっぷ」というものがありまして
これが2,800円。往復300円の差で特急列車でゆったりできるのならそりゃ特急に乗りますわ。
JR九州と言えば数々のスタイリッシュな車両で有名です。
乗る予定の列車を待っている間にも多種多様な車両が次々と発着してゆきます。
883系「ソニック」、885系「白いソニック」「白いかもめ」、キハ71系「ゆふいんの森」、快速・鈍行の
811系や817系、国鉄時代から40年近く走り続けている415系。
鉄道が目的でなく旅が目的の自分ですらわくわくするものがあるのですから鉄道車両ファンには
たまらない光景なのだろうと思いますが、残念ながらここ最近の一部撮り鉄の奇行・蛮行のおかげで
ホームでの撮影が禁止されており(頻繁にアナウンスが流れます)、写真はありません。
ようやく到着した目的の列車は787系「きらめき」。博多~小倉・門司港間だけを走る特急です。
乗るのは初めてではないのですが、歴史の比較的浅い列車名なので未だに耳慣れません。
短区間しか走りませんし新幹線より遅く高速バスより高いのですが乗車率は高いようです。
高速バスとはルートが大きく異なりますし途中駅での乗降も多いことを考えると生活特急の側面が強い
列車なんでしょうかね。
そんなこんなで約50分かけて小倉に到着。今度はモノレールに乗ります。
このモノレールは開通してから30年近く経っていますが、実は乗るのは初めてです。
これまで北九州に来る機会は多々あれど小倉南区方面には縁が無かったんですな。
まあ...だからと言って特に感想があるわけでもなく。終点の企救丘まで乗って下車。
今回の用があった場所の最寄り駅はモノレールの企救丘よりむしろJR日田彦山線の志井公園なのですが、
ネットで「博多駅発・志井公園駅着」で乗り換え検索をかけると、「小倉駅で日田彦山線に乗り換えろ」ではなく
「小倉駅でモノレールに乗り換えて企救丘で下車、志井公園駅まで歩け」という結果ばかり出てくるんですな。
理由は日田彦山線の便数が極端に少ないから。
Wikipediaの記述だと「小倉までの運賃はJRのほうがモノレールより安いため、JRに乗客を奪われることを
懸念した北九州市当局は当初この駅の設置に反対した。」などとありますが(志井公園駅はモノレール開通
以後に設置された比較的新しい駅)、心配しなくてもこの本数だったらみんなモノレールに乗りますよ...
因みに検索条件を「安い順」にすると、今度は「天神からバスに乗って途中でモノレールに乗り換えろ」という
結果が出てきます。
所用を終えて再びモノレールで小倉へ戻り、下りのきらめき号で帰途に。
乗車して出発した後になって「せっかく小倉に来たのだから新しくできたというオタビルに行ってみれば
よかった」と 気づきましたが後の祭り。まあまた次の機会があればその時にでも。